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2013年1月3日木曜日

煙草に関する初夢と縁起物

諸説あるようですが、私は新年2日の夜に見る夢を初夢と教わりました。
今でもやはり新年の物事初めが2日であることから初夢も同様であると膾炙する向きが多いようです。

そんな初夢には縁起の良い登場物が6個定義(?)されていて、それは以下のように並べられます。

一富士、二鷹、三茄子、四扇、五煙草、六座頭。

三茄子までは普段でも良く耳にする機会がありますが、四扇、五煙草、六座頭となりますとちょっとばかり縁遠くなるようですが、これも古来伝えられ続けてきた初夢の縁起物です。

縁起の良いとされる理由はこれもまた諸説あるようですが、いずれも「上昇」や「特別」な事がその理由とされて解釈されています。

そう言った特別な事を日本では古来「ハレ」と言い、勿論お天気の晴れの日から来ているようですが、普段の晴れの日ではなく長雨などが続いたあとの最初の晴れの日や、ひどい嵐が過ぎ去った後の晴れの日を「特別」な意味を込めてハレの日として呼んだようです。

これらのことから、ハレは特別な日であり、早々連日ある物ではなく日常的なことではないと言う理屈になるわけです。

現代でもそう言った特別な日を「ハレの日」と言い、特別な日に着る着物を「晴れ着」と言いますね。

確かに台風一過、澄み切った大気と穏やかな風がそよぐ中で見上げる太陽のまばゆさはある種神々しくもあり、実に晴れやかではあります。

さて、前述のおめでたい品々ですが、富士は日本一或いは末広がり、鷹は高い、或いは天空を舞い、落ちてくることがない等という説もあり、茄子は「事を成す」から来ているのだとか。

扇は末広がりで、煙草は上昇を意味して、座頭は毛がない(怪我がない)等という戯れ言もありますが、詳しいいわれは忘れました。

そう言えば古来一般人などが皇室からいただく品物の中には菊のご紋が刷り込まれた煙草があったものでしたが、最近では世間の風潮に流されて饅頭だか何だかに変更されたのだそうですが、私は個人的な思いとして神教の国でありますから、古来あった皇室の習慣をやたらと変更して欲しくはなかったと思っております。

初夢、前述の品々の他に当然忘れてはいけない物があります。

まず七福神、そしてその七福神が乗り込んだ宝船なら最高です。
そして巳年というわけではありませんが、蛇の夢しかも白蛇なら最高ですね。

せめて夢だけでも「夢を語りたいもの」ではあります。

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